2025AW
今現在、玄人と呼ばれる先人達も 誰しも始まりは素人であった。
玄人にもどっぷりとのめり込んだ日々、
知らないが故、夢を見た隙間や学ぶ事の喜びを知った学生時代がきっと存在しただろう。
創造の範疇に収まらなく、諦めてきたことも沢山あるだろう。
日常に置き換えるなら信号待ちのような時間が私たちには等しく存在する。
真っ黒なアスファルトに均一に塗り重ねられる白線を眼前にし、立ち止まり、その一齣と巡りあう。
そんな中、いつも通り言葉遊びを連想した。
白と黒
素人≠玄人
知ろうと。苦労と。
Shiro-to Kuro-to
この言葉を掲げ、シーズンのテーマに置いた。
何か物足りないという想いは平等に存在し、ひとつの世界を共有する。
言い換えれば初心者、経験者、その狭間にいる全ての人々が大差無い心情を辿り歩むのでは無いだろうか。
決してモノクロの色相や序列、優劣と言ったものを謳いたい訳ではない。
知らないからこそ創造出来た過去 と 知って尚満足から程遠い今がある。
そんな各々の今を、The meseum of NaNo size
= ナノサイズの美術館として切り取り、発表する。